先日、用事があって青山に出掛けました。
用事が済んで、次の予定まで空き時間があったので
久しぶりにキラー通りにあるワタリウム美術館に行きました。
美術・デザイン関連洋書店の「
オン・サンデーズ」に併設している美術館です。

完成当時、コンクリ打ちっぱなしのストライプの斬新なデザインが話題になりました。
('90年完成。設計はマリオ・ボッタ)
私設美術館ですが、個人でここまでできるのはスゴいです。
中では、「
かみの工作所のひとたちのかみにかけるおもい展」という展示をしていました。
何気に、私は紙モノ好きである。
(優れたデザインのパッケージとか、カードとかコースターの類いを見ると嬉しくなる)
展示していたうちの何点かを紹介します。
「
空気の器」 DESIGNED by
トラフ建築設計事務所

コレ、結構話題になってアチコチで取り上げられてたんで
ご存知の方は多いと思います。
紙でできた器で、その名の通り空気が抜けていく感じがすごく美しいです。
元は平面状の丸い紙に切り目が入っていて、両面に別々の色が着色されてて
引っぱり出す方向で器の色が変わるのです。
館長さんらしい方の説明によると、紙の目がこれより細いとすぐに破れてしまうし、
これより太いと紙の自重が重くなってしまい自立できないそうです。
試作品を何度も手作業で作り、自立する紙の目の巾を探るのにえらい苦労したそうです。
そりゃそうだろうな・・・(←自分もこういう事やってたから、理解できるw)
「
ToNoTe」 Designed by
藤森泰司

ToNoTeは、つなげられるノートです。
表紙の一部をきりとると、もうひとつのノートの背表紙にさしこむことができて
つなげて整理することができます。
これもネットで見た事あって、実物を今回初めて見たのですが、
もっと大きいのかと思っていた(大学ノートくらい)。
実際は文庫本サイズです。
繋げられるという構造上、これ以上大きくはできなかったのかもしれませんが・・・
そうそう、サンプルの1冊をめくってみたら、
このノートを制作するにあたっての打合せの過程の議事録的なメモが書かれていて
読んでて面白かったです。
これまた、館長さん?曰く、デザイナーご本人による記述だそう。
図解による説明文とか、Post itに懸案事項が書いてあったり、
議事録もグラフィカルでした。
(私も仕事の時の打合せメモは図入りで書いてました←その方が分かり易い。)
デザイナーの方が知り合いという程でもないんですが、
面識のある方だったので、取り上げてみました。
他のデザイナーの方もたくさん参加されてます。
紙好きな方は是非!
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